新フィールド開拓(加茂~三条~下田)【MTB山岳サイクリング】 [MTB(自転車)]
今週も行ってきました。山サイ。本当は日曜に走ろうと思ったのですが、
土曜の午後から時間が取れたので、新しいフィールドを下見してきました。
行楽シーズン真っ最中のこの時期は、トレールに入ると迷惑をかけてしまうので、
10年以上近寄らなかった地域の状況を確認すべく林道中心のルートをGPSの読み込ませました。
目的地周辺は楽しいフィールドであると前から聞いていたのですが、
今まで奥に入ったことはありませんでした。
走り始めが昼になるので行動食は不可欠です。
いつもはコンビニおにぎりなのですが、今日は趣向を変えて「たわら屋」のおにぎりです。
チェーン店ではありますが、その店で握ったおにぎりは、まだホカホカ。
保存料も入っていなくて、コンビニより大きくしっかり握ってあるので結構満足します。
目的地より少し離れた役場の駐車場に車を止め、身支度も草々に走り出します。
加茂市内から林道に入ります。
やはりどこに行っても舗装して綺麗な林道になっています。
偵察が目的で分かってはいたのですが、やっぱりツマラない・・・・
この辺りは植樹の山林ばかりで紅葉とも無縁なのでしょう。
山歩きの人も車も全然遭いません。
たまにあぜ道に入って土の感触を楽しみながら進みます。
途中で林道の支線、山道を見つけては奥まで入り状況を確認します。
しかし林道は山林整備のための道なので行き止まりになってしまいます。
ようやくダートの林道に遭遇です。
林道も行政区域が変わると整備方針が違うのでしょうか?
これなら舗装路を走るよりは山サイ気分が味わえます。
途中で良い感じの脇道を見つけて進んだところ、ナビにセットした山道に乗ることが出来ました。
よく整備されたトレールは幅もあり、両脇に排水溝のように刻まれた轍があります。
山林管理の車が入った跡でしょうか?それにしても緩やかに延びた道と両脇の土手は
普通の整備道とは違います・・・
と思ったら馬頭観音を発見しました。
これがあると言うことは昔の峠道だった証です。
そのため、砂利も敷かずにこの山道を保存しているのでしょう。
足下の土はゆるいですが、潜って登れないほどでもありません。
また、道の真ん中に食べられそうなキノコが生えていましたが手つかずです。
殆ど人も入ってこないのでしょう。
山の到る所から整備道や昔ながらの山道などが無数に延びていて気になるところですが、
時間も3時を過ぎそろそろ下山しないと帰り道が暗くなります。
GPSと相談しながら、ここ!と思うトレールを選び下り始めます。
狙いはドンぴしゃ!見事な旧道です。
適度につずら折れが続く下りは、ブナの葉の落ち葉か
杉の葉に覆われて全コーナーバンクがあり、とても快適に下れます。
途中、トゲで腕を引っ掻いてしましました。
こんなに攻める予定は無かったのでベストを着ているだけで長袖の用意はしませんでした。
途中何本かの倒木がありましたが、動かせるものは谷に落としながら進みます。
どこまでも続いて欲しいという願いも空しく激坂が現れました。
「あれ?ここは。。。。」
さっき行き止まりだと思って折り返した林道の終点です。
あまりの激坂で、さっきは山道があるとは思えませんでした。
これは良いトレールを発見しました。
と、いうことで、もう一度登り返して全体の位置関係の確認をします。
途中、山林組合の人と会ったので、挨拶をして熊情報を聞きました。
「この辺、熊出ましたかぁ~?」
「いやぁ~、いねろぉ~」
(訳:どうかな?いないんじゃない?)
下田側の麓に降りるとすでに4時を回っています。
この時期5時には暗くなってしまうので、あと1時間でタイムリミットです。
日が暮れてもライトは携帯していますが、気温が一気に下がり、
昼間にかいた汗が冷えて予想以上に体温が奪われてしまいます。
さて、帰りのルートを決めなければなりません。
結構南下しているので、車まで10キロ以上は残っています。
無難に向かい風で交通量の多い平野部にするか、
今日走り残した200m級の2ピークを越える林道で帰るかの判断に迫られます。
そこで迷わず「山道」を選びます。
背中に背負う夕日で出来る自分の陰が長く延びています。
舗装路とは言え、道路決壊で通行止めの道を突き進んでいるので、
通る車もなく、妙に心細くなります。
遠くでいろんな生き物が鳴いています。
路肩からキジが飛び出してきます。
気温が下がって来ました。
ナビがあるとは言え始めての道です。。。。
テンションが下がっていきます。
思ったように足が回らず、フロントギアをミドルから上げることができません。
汗で湿ったリュックのショルダー部が冷たく感じます。
あとは下るだけ。暗くて見えずらくなり、やむを得ずサングラスを外します。
本日のMaxSpeed48.9km/hでぶっ飛ばします。
風で涙が滲みますが、久しぶりにリーンインでコーナーを攻めるのも楽しいものです。
町に戻ったころは車はライトを点け、お店にはネオンが光っています。
ようやく車に戻ったころには、夕日も弥彦山の向こうに最後の輝きを残していました。
のんびりクールダウンもしていられません。
急いで着替えて家族を迎えに行かなくては・・・・
TripOdom 63.2km
Moving Time 4'18"
Elevation Gap 845m
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with GPS60 logs
どおりでオウチが真っ暗だった訳ですね~
by Kaku240 (2006-10-23 00:23)
おや、ご訪問いただけたのですか?言っていただければ
「張円」で中華のお夕飯でしたのでご一緒・・・
上海焼きそばがおいしかっタ!!
by セニョ (2006-10-23 02:39)